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忠兵衛の作品 (クオリティ)

高品質 日本が誇る最高品質
輪島塗は、完成までの一連の工程を構成する技全体が国の「重要無形文化財:(国宝)」に認定されています。
漆黒と朱を基調とする国内の漆器では唯一「国の重要無形文化財」に指定され、手入れやメンテナンスにより、約100年以上の耐久性をもち、3世代にも渡り使い続けられる「世代物」といわれてきました。

高耐久
輪島塗が、堅牢性、耐久性が高いことの理由の一つに、下地に珪藻土が使われていることがあります。珪藻土とは、ガラス質の特徴を持った微生物の死骸の殻が水底に堆積したもの。隙間が多く、軽いのが特徴です。輪島塗では、そのすき間に漆が入り込み堅牢な下地を生み出します。
高級自動車などに施す「ガラスコーティング」のようなものと言えば分かりやすいかもしれません。また、例え壊れても、修理して使うことが可能。傷んだ部分をきれいに修復することで、また新品のような美しさを取り戻すことができます。

布着せによる補強
布着せとは、輪島塗の特徴的な技法のひとつで、お椀の縁など弱い部分や傷みやすい部分に対して、着せ物漆と呼ばれる生漆と米のりを混ぜたものを用い、麻布や綿布(寒冷紗・かんれいしゃ)を貼りつけて補強し強化すること。
これは分かり易く言うと、鉄筋コンクリートの建造物の床や壁、柱はコンクリートだけではなく、鉄筋を使うことで強度を高め、耐久性を持たせることに似ています。

分業制による技術の洗練
輪島塗の製造工程は多くの職人たちにより完全に分業化され、この分業化が輪島塗の高品質を保つ大きな秘訣となっています。
木で木地を作る木地師をはじめ、下地、中塗理、上塗りに別れる塗師、装飾を施す蒔絵師や沈金師、途中の工程で表面を平坦にする研ぎ師。磨きや艶げをする呂色師等、複数の専門の職人たちの連携によって一つの作品が生み出されます。
その一工程を習得するだけでも最低5年の修行期間が必要です。
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