―古来より受け継がれてきた漆器を守り、未来へとつなぐために―
私は石川県輪島市にて、約230年続く輪島塗職人の家系に生まれ育ちました。幼い頃から輪島塗の絵師に憧れを抱きながらも、夢を諦め会社勤めの道を選びました。
しかし、年々厳しさを増す輪島塗の現状を目の当たりにするたびに、「漆器の魅力をもっと多くの人々に伝えたい」「自ら作品を生み出し、輪島塗と故郷を守りたい」という想いが強くなっていきました。
2012年、職人である友人の協力を得て作品づくりを始め、2015年からは輪島市をはじめ、福島県や神奈川県にて個展を開催してまいりました。そして2022年、志を同じくする仲間とともに 忠兵衛JAPAN株式会社 を設立いたしました。
私たちが目指すのは、漆器が人々の暮らしにもっと身近に息づく社会です。本物の漆器の良さを広く伝え、国内外の方々へその魅力と作品をお届けすることで、日本の伝統工芸の維持・継承に貢献してまいります。
輪島塗に携わる家に生まれたことへの誇りと感謝を胸に、100年先まで愛され続ける作品をお客様へお届けすることを、ここにお約束いたします。
株式会社忠兵衛JAPAN
代表取締役 細谷忠兵衛